どうも、おくおくです。 家事育児が忙しく記事の更新ができていなかったのですが、満足できる結果が残せたので、ポケモンランクバトルシングルのS14にて使った構築紹介をします。
また、剣盾時代にはエクセルを使って分析していましたが、SVではGoogleスプレッドシートを使って分析していますのでそのデータも掲載します。構築経緯等でスプレッドシートを参照しながら解説していますので、必要に応じてスプレッドシートを参照ください。
対戦補助スプレッドシート_第四版_S14おくおく公開用 - Google スプレッドシート
目次
使用構築、コンセプト
2月いっぱい公開しておく予定です。
コンセプト
構築経緯
基本軸の経緯
過去使用していたポケモンを含めつつ、新ポケモンを試していたところ、今まで通りBig6系統が強いと感じた(パーティ1~5)。前シーズンでHDランドロスが強かったので、威嚇持ちのガオガエンにチョッキを持たせたところ使用感が良かったので、前シーズン使っていた鉢巻カイリュー、ゴツメサフゴと合わせつつ、ガオガエンの補完枠を検討(パーティ6~14)。ガオガエンが重い水に対して強く出れる水タイプ・草タイプのポケモンを試していたが、草タイプは初手スカーフ水ウーラのとんぼ返り・水流連打の択がつらく、補完枠として不適であることが判明。また、全体的に足が遅かったので、高速アタッカーor先制技持ちポケモンの試行錯誤も実施し、ゴリランダー、スカーフラティオス、ブエナカミ、タケルライコ等を試したが良いポケモンが見つかっていなかった(パーティ6~16)。
ここまでで200戦ほどしていたが、ブリジュラス筆頭のステロ環境でガオガエンでサイクルするのは弱かったのかもしれないと感じ始めた。ただガオガエン、サフゴ、カイリューのタイプ相性の良さは実感していたので、対面的に動けるようにガオガエンをイーユイに変更(パーティ16,17)。パーティ17は勝率が低かったのだが、高速アタッカー枠にパオジアンを採用しており、パオジアンの圧でステロ撒きを呼ばないorステロ枠にテラスを強要できることがわかったので再度ガオガエンを採用しパオジアン、ガオガエン、カイリュー、サーフゴーを軸にするパーティが完成した。
補完の経緯
受けルや毒菱展開に対して、強く出れる毒テラスうずしおアシレーヌを採用(パーティ14~)。相手視点はガオガエンの補完枠として見えるので、渦潮を警戒されにくかったのではないかと思っている。
また、構築単位でブリジュラスが重いので、ガチグマ暁を対策枠として活躍させることができた。地面枠としてとりあえず入れていただけだったのだが、ミラコ型に対するあくび、持久力ボディプレ型に対する毒テラス、頑丈型に対するしんくうは等、必要な技はそろっていると感じた。
個体解説
カイリュー
- S:S4振りランドロス抜き
- A:11n
- HP:16n-1(ステロ被ダメ意識)
Sラインのみ調整意図あり。それ以外は、効率が良くなる数値があったのでそれを採用。ランドロスvsガオガエン対面でステルスロックを撒いてくるランドにカイリューを後出しし、アイススピナーで倒すという流れが頻繁にあった。
ゴースト、鋼がいない状態でのノマテラ神速が強かった。
サーフゴー
- HP:奇数調整
- B特化
HB特化。ガオガエンからの引き先、電磁波によりS操作(+しびれ)でスイーパー(主にカイリュー)の補助をする。初手の水ウーラをサーフゴーで受けるというのが最も多い使い方だった。スカーフが最も多かったので、水ウーラにはめっぽう強かった。ただし、初手とんぼ返りの場合に、炎オーガポンに引かれるケースが多く択+電磁波命中率の勝負になることがあった。水テラスをして電磁波を打つのだが、水テラス読みでパワーウィップを撃ち込まれることが何度かあった。ガオガエン引きもあり得るので、その選択は微妙なのではと思いつつ、水テラゴツメサフゴが重すぎてそれしか勝ち筋がなかったのだと思う。
ガオガエン
- HP:奇数調整
- A特化
対面性能高く、クッションや対面操作等も可能。叩き落とすでアイテム判定も可能と強い点が多かった。しんそくの通りが悪い、鋼、ゴーストに強いタイプなので、カイリューから入り、上記テラスを誘いガオガエンで倒すというケースも何度かあった。
ハバタクカミとの対面はすべて勝てたと思う。ブエナ型であればフレアドライブでワンパンできることがほとんど。メガネ型であれば叩き落とす→フレアドライブで倒せる。HPが1でも残っていたら、こだわり解除、ステロダメを耐えれるならいかくで利用できるのでなるべく残しておくのが良い。
とつげきチョッキ採用率は低いので、捨て台詞読み挑発をされることも多く、1ターンアドをとれるケースがあったのもよかった。
パオジアン
- 意地っ張りAS。
ステロ撒きへの圧ポケモン。ガオガエン、カイリューとステロの刺さりが良い構築なので、ステロ撒きが出てくることが多く、パオジアンが有利に動けるケースが多かった。聖なる剣はBの上がったブリジュラスへの打点として利用できるので採用していた。
草テラスは、ラグラージ、スイクン、水ウーラ、アシレーヌへの打点として利用できたのが良かった。
ガチグマ暁
- こちらの記事の調整を採用。
【S13 最終22位(2135)】ツキとスッポン【ポケモンSV】 - ゆうがたのカルボナーラ教
特殊の高火力が欲しいとき、あくびで対面を流したいとき等に選出。毒菱改修もできるので、場合によっては改修枠として選出する場合もあり。
ブリジュラス、トドロクツキ、キラフロル等にだしていた。
アシレーヌ
- S:S4振りアシレーヌ抜き
- 耐久:Hぶっぱ、残りB
渦潮でステロ撒き、毒菱要因をキャッチし、サイコノイズ(うるおいボイスで水タイプ)で回復を封じながら倒す。ディンルー、ドヒドイデ、コータスにはHPを削られることなく倒すことができた。晴れターンを枯らす目的もあるので、コータスをキャッチした場合は、バインドぎりぎりのターンで倒せるように気を付けた。
選出
選出数の多い選出について意図や動かし方の説明。具体的にどのようなパーティ時に選出しているかと勝敗に関してはスプレッドシートの「log」シートに記載があるのでそちらを確認ください。
- 初手パオ・サフゴ・カイリュー・ガエンから2体(赤色)
パオジアンの刺さりが良いときに選出。格闘・鋼打点が飛んできそうな時の引き先にサフゴ、炎・鋼打点が飛んできそうなとき用にガエンを控える。ハバタクカミをパオ、サフゴ・ガオガエンで倒しつつほかのポケモンを削っておき、カイリューの神速圏内にいれてスイープというパターンが多かった。
添付図のパオ・サフゴ・カイリューで出した場合に炎打点が出された場合も、オーガポンであればつららで削ることが可能で、イーユイであれば素早さ判定後、聖なる剣で圧をかけられる。
- ガエン・サフゴ・アタッカー(カイリューorパオorガチグマ)(緑色)
ガエン・サフゴでサイクルを回して、型判別、削りを入れた後にアタッカーを通す。添付図の通りガエン・サフゴは地面以外で相性補完が良い。アタッカーをカイリューにした場合、そこに飛んでくる地面技をカイリューで透かし、ガチグマ→けたぐり、ランドロス→アイススピナーでワンパンする。
- 初手アシレ(青色)
ステルスロック、毒菱、晴れパ等で初手要因を渦潮でキャッチしたい場合に選出。ペリッパーやアロキュウはキャッチしてもトンボで逃げられたり、アンコール等されるのであまり有効ではないのは注意。
- 初手サフゴ(紫色)
コノヨザル入り、グライオン入りの場合に選出。コノヨザルに対して初手電磁波で安定して型判別ができる。殴ってしまうと憤怒のこぶしの威力が上がるので、でんじは、じこさいせいで祟り目圏内まで入れ(かつ電磁波麻痺があればなおよし)、祟り目で倒す。
結果
最高レート1998から1敗したところで終了しました。
Special Thanks
- 個体提供をしてくれたエキドナ様(A0色コレクレー)、ゼクス様(オシャボA0ガチグマ、C0パオジアン等)
- 自動化スクリプトを提供してくださる自動化サーバーの皆様
- 対戦補助スプレッドシート共同開発者のしゅみる様
あとがき
対戦補助スプレッドシートについて
記事中でも載せている対戦補助スプレッドシートは、下記ページの導入方法から誰でも導入可能です。使用方法については、2024年2月1日時点でマニュアル整理中ですのでお待ちください。テスター募集も近日中に行う予定で、テストしてくれる方には、導入補助、伝説準伝説ポケモンの提供をする予定です。
今期学んだこと
- vanさんの記事
自分の構築の強さ、弱さの言語化をするためのフレームワークとして利用させていただきました。試しとして利用していただけなので、ダメージ層については未使用でしたが、今後努力値調整する際に、意識したいと思います。
- おかのんさんのポケラジ
おかのんさんは、ポケモン対戦の言語化を丁寧に行なわれた実況動画をほぼ毎日投稿されている方です。半年前から視聴しているのですが、毎週月曜日は作業用BGMとしてラジオを公開されています。圧ポケと特殊な対策枠を1ポケモンに圧縮できるのがベスト、ミミズズみたいな1体で特定のポケモンを対策して枠を圧縮するのではなく、並びで対策して対応範囲が広いほうがベター等学びが多かったです。